2007年9月26日、水曜日の朝。
寝ぼけた頭に、その日最初に思い浮かんだイメージが、小さい頃に遊んだレゴブロックのジェット旅客機だった。
目ざめる直前に見ていた夢が幼少の頃の場面だったのだろうか。
小さい頃は、さながら毎日がレゴ漬けといってもいいぐらい大好きだった。
最後に遊んだのは小学校の低学年ぐらいだから、もう30年以上は前のことだろうか。
製品カタログを紙がボロボロになるほど眺めては、親に 『おねだり』 する毎日。
当時のカタログは (うろ覚えだが) 、レゴブロックの色々なパーツで作られた2階建てバスが表紙になっているカタログだった。
製品カタログを隅から隅まで 『にらめっこ』 して過ごす僕のライフスタイルは、もう既にこの頃から始まっていたようだ。
両親や祖父母と百貨店に 『おでかけ』 に行くときは、オモチャ売場に連れていってもらうのが何よりも楽しみだった。
手ぶらで帰ることのほうが多かったが、小さな箱は時々買ってくれた。
*
そうして、誕生日やクリスマスが来る度に中ぐらいの大きさの箱セットが増えていく。
大きな箱は増えなかったので、それほど裕福な家庭ではなかったんだと思う。
大きな箱というものは、自分には到底手に入るはずがないもので、カタログを見て楽しむだけのもの…という感覚があった。
でも、製品の情報だけはたっぷり持っていた。
それはそれで楽しかったはずなのだが、今思い出してみるとちょっぴり切ない。
それでも両親は、数だけは良く買い与えてくれたと思う。
父親が大手電機メーカーの設計技師だったので、『ものづくり』 ということについては、理解があったのだろう。
ある年のクリスマスイブの朝は、サンタクロースが玄関先に置いていったこともあった。
僕が欲しかったトレーラートラックじゃなかったけれども、同じぐらいの大きさの赤いタンカーだった。
タンカーは風呂場に浮かべて遊んだ。
船底におもりをつけないとひっくり返って甲板が水浸しになったりするのだ。
白い甲板の上のブロックに水滴が付いている様子が断片的に記憶に残っている。
青い色の警察署も持っていた。ヘリコプターとパトカーが付いているセットだ。
建物の一番上に付いていたTVアンテナの白いパーツとか、
ヘリポートや基礎盤に薄いタイルブロックを貼り付けていた場面も記憶に残っている。
ジェット機は大小2つ持っていた。旅客機と青い小型ジェット。2つを組み合わせて自分なりの飛行機を作ったりした。薄いプレートのパーツは子供の力では外しづらく、小さな歯形をたくさん付けてしまった。
汽車のセットも持っていた。磁石で連結させる列車。青い線路を白い枕木で繋いでいく。居間の絨毯の上に敷きつめて遊んだ。そういえば、ポイントもあったなあ。
ずっと忘れていたことだけど、そんなことを思い出してみると、僕は結構幸せな子供時代を送っていたんだなあ…ということが分かって嬉しくなった。
*
もう、かれこれ30年以上、レゴから遠ざかっていた。
最近のレゴは、基本的なブロックを駆使して巧妙な作品を作り上げるものじゃなく、一体成形された大型部品や、特殊な形状をしたパーツを使っているものばかりで、ブロックというよりは、まるでプラモデルという印象をもっていた。
しかも、スターウォーズやハリーポッターなどの版権ものしかないと思っていた。
『オリジナリティ』、『クリエイト』という言葉を使いたくないような製品ばかりだと思っていた。
それ故、全く興味がわかなかったのだ。
「今、レゴってどうなっているんだろう?」
枕元に置いてあるノートパソコンを使ってGoogle検索。2007年現在のレゴを調べた。
画面をスクロールさせながら製品ラインナップをチェック。
相変わらず、ブロックらしくない 『プラモデル製品』 ばかりだったが、
ふと、マウスホイールが止まった箇所があった。
『クリエイター・シリーズ』
これは素晴らしい!
こういう製品があったとは。
これこそが、自分が好きだった昔ながらのレゴの進化形だと思えた。
とにかく、それを無性に手に入れたい衝動に駆られた。
その日、何の躊躇もなく市内のトイザらスに行き、自分のためにレゴを何箱か買ってきた。
欲しいものを欲しいだけ手に入れられる大人の自分に、ちょっぴり罪悪感を感じながら。
*
こうしてレゴに目覚めて1か月半。
インターネットの時代は散財の時代なんだと思う。
ネットショッピングというものは恐ろしい。
リアル店舗で在庫が無い商品もネットならば手に入る。
あれよあれよという間にセットが増えていく。
*
ところで、意外にというか、案の定というか、
ネット上には自分と同じようなレゴ熱再燃組が多かった。
皆さん、ホームページとかブログとかでご自身の作品を展示していたり、購入セットのレビューを書いたりしている。
何と楽しそうなんだろう!
自分もまだまだ未熟者だが、そういう流れに参加してみたくなった。
…ということで、こうしてブログを始めてみたりするのだった。
*
どうせなら創作系クリエイターを目指したいところだが、図らずも…というより案の定、散財系コレクターになってしまいそうな予感。
そうなる前に、とりあえずは、クリエイター・シリーズを中心とした組換えモデルの創作を始めてみようと思う。
ジャンル:趣味・実用 テーマ:ホビー・おもちゃ
寝ぼけた頭に、その日最初に思い浮かんだイメージが、小さい頃に遊んだレゴブロックのジェット旅客機だった。
目ざめる直前に見ていた夢が幼少の頃の場面だったのだろうか。
小さい頃は、さながら毎日がレゴ漬けといってもいいぐらい大好きだった。
最後に遊んだのは小学校の低学年ぐらいだから、もう30年以上は前のことだろうか。
製品カタログを紙がボロボロになるほど眺めては、親に 『おねだり』 する毎日。
当時のカタログは (うろ覚えだが) 、レゴブロックの色々なパーツで作られた2階建てバスが表紙になっているカタログだった。
製品カタログを隅から隅まで 『にらめっこ』 して過ごす僕のライフスタイルは、もう既にこの頃から始まっていたようだ。
両親や祖父母と百貨店に 『おでかけ』 に行くときは、オモチャ売場に連れていってもらうのが何よりも楽しみだった。
手ぶらで帰ることのほうが多かったが、小さな箱は時々買ってくれた。
*
そうして、誕生日やクリスマスが来る度に中ぐらいの大きさの箱セットが増えていく。
大きな箱は増えなかったので、それほど裕福な家庭ではなかったんだと思う。
大きな箱というものは、自分には到底手に入るはずがないもので、カタログを見て楽しむだけのもの…という感覚があった。
でも、製品の情報だけはたっぷり持っていた。
それはそれで楽しかったはずなのだが、今思い出してみるとちょっぴり切ない。
それでも両親は、数だけは良く買い与えてくれたと思う。
父親が大手電機メーカーの設計技師だったので、『ものづくり』 ということについては、理解があったのだろう。
ある年のクリスマスイブの朝は、サンタクロースが玄関先に置いていったこともあった。
僕が欲しかったトレーラートラックじゃなかったけれども、同じぐらいの大きさの赤いタンカーだった。
タンカーは風呂場に浮かべて遊んだ。
船底におもりをつけないとひっくり返って甲板が水浸しになったりするのだ。
白い甲板の上のブロックに水滴が付いている様子が断片的に記憶に残っている。
青い色の警察署も持っていた。ヘリコプターとパトカーが付いているセットだ。
建物の一番上に付いていたTVアンテナの白いパーツとか、
ヘリポートや基礎盤に薄いタイルブロックを貼り付けていた場面も記憶に残っている。
ジェット機は大小2つ持っていた。旅客機と青い小型ジェット。2つを組み合わせて自分なりの飛行機を作ったりした。薄いプレートのパーツは子供の力では外しづらく、小さな歯形をたくさん付けてしまった。
汽車のセットも持っていた。磁石で連結させる列車。青い線路を白い枕木で繋いでいく。居間の絨毯の上に敷きつめて遊んだ。そういえば、ポイントもあったなあ。
ずっと忘れていたことだけど、そんなことを思い出してみると、僕は結構幸せな子供時代を送っていたんだなあ…ということが分かって嬉しくなった。
*
もう、かれこれ30年以上、レゴから遠ざかっていた。
最近のレゴは、基本的なブロックを駆使して巧妙な作品を作り上げるものじゃなく、一体成形された大型部品や、特殊な形状をしたパーツを使っているものばかりで、ブロックというよりは、まるでプラモデルという印象をもっていた。
しかも、スターウォーズやハリーポッターなどの版権ものしかないと思っていた。
『オリジナリティ』、『クリエイト』という言葉を使いたくないような製品ばかりだと思っていた。
それ故、全く興味がわかなかったのだ。
「今、レゴってどうなっているんだろう?」
枕元に置いてあるノートパソコンを使ってGoogle検索。2007年現在のレゴを調べた。
画面をスクロールさせながら製品ラインナップをチェック。
相変わらず、ブロックらしくない 『プラモデル製品』 ばかりだったが、
ふと、マウスホイールが止まった箇所があった。
『クリエイター・シリーズ』
これは素晴らしい!
こういう製品があったとは。
これこそが、自分が好きだった昔ながらのレゴの進化形だと思えた。
とにかく、それを無性に手に入れたい衝動に駆られた。
その日、何の躊躇もなく市内のトイザらスに行き、自分のためにレゴを何箱か買ってきた。
欲しいものを欲しいだけ手に入れられる大人の自分に、ちょっぴり罪悪感を感じながら。
*
こうしてレゴに目覚めて1か月半。
インターネットの時代は散財の時代なんだと思う。
ネットショッピングというものは恐ろしい。
リアル店舗で在庫が無い商品もネットならば手に入る。
あれよあれよという間にセットが増えていく。
*
ところで、意外にというか、案の定というか、
ネット上には自分と同じようなレゴ熱再燃組が多かった。
皆さん、ホームページとかブログとかでご自身の作品を展示していたり、購入セットのレビューを書いたりしている。
何と楽しそうなんだろう!
自分もまだまだ未熟者だが、そういう流れに参加してみたくなった。
…ということで、こうしてブログを始めてみたりするのだった。
*
どうせなら創作系クリエイターを目指したいところだが、図らずも…というより案の定、散財系コレクターになってしまいそうな予感。
そうなる前に、とりあえずは、クリエイター・シリーズを中心とした組換えモデルの創作を始めてみようと思う。
ジャンル:趣味・実用 テーマ:ホビー・おもちゃ









